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| index > B級観光案内所 > アレンジボール中央会館 (2004/02/04) |
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 大阪市浪速区のいわゆる新世界と呼ばれるところに「アレンジボール中央会館」はありました。過去形です。これを書いているのが2021年9月20日、中央会館が休業に入ったのが2006年6月21日、この写真を撮影したのは2004年2月4日！ 17年以上前！ いつか載せようとはずっと思っていたんですがねぇ。てへぺろ。 電球看板には「中央」としか書かれていませんが、「中央会館」が正式名称です……いやよく見るとサイドに「中央会館」と書かれていますね。 外観をきちんと撮影していれば「中央会館」の文字が確認出来たのですけどね。まぁGoogleで画像検索をすれば何枚も出て来ますのでそちらでどうぞ。  中へ入るとザ・昔のパチンコ屋さんという風情。いやホントに昔のパチンコ屋さんは椅子などなかったんでしょうけど。 奥に吊られているあの装飾もたまりません。ほら、あの、何て言う名前なのか分からないんですが、あれよ、あれ！ 誕生日会とかクリスマス会とかの飾り付けに使うあれ！ そんな会したことないけど！  「アレンジボール」とは何ぞやという話なんですが、パッと見はパチンコです。弾いた球が釘の間を落ちて行くというアレなんですが……  正面にビンゴゲームみたいなマスがあって、落ちた先に数字が書かれていますよね。1のところに落ちたら正面の1の数字が光ります。そうやって縦1列や横1列に光らせましょうというゲームです。大雑把に説明するとそんな感じ。  実際は機種によってもうちょっと細かいルールがありまして、この場合は縦横だけじゃなくて中央の4つを光らせれば良い、中央の周囲を光らせても良いのです。  球はこのレバーで弾きます。釘が上手いこと並んでいるため、入りやすい数字と入りにくい数字がありまして、弾く力を調節して狙わなければ揃わないようになっています。いやまぁ狙っても上手くはいかないんですが。  しょ、小学校で見たようなストーブや……。 ところでこの中央会館、休業に入りそのまま閉店されたのですが、何故に休業なのかと言いますと経営不振というわけではなくて法律の影響なのでした。 パチンコというのはのめり込んでお金を使い過ぎる人が少なからずいるためか、どんな台でも作って設置して良いですよということではなくて都道府県の検定を通過しないといけないことになっています。 しかも通過したらいつまでも置いて良いですよというわけではなくて、期間が3年間と定められていて、延長申請をすればさらに3年間認めますよというものなのだそうです。 しかし当時の法律はちょっと緩かったらしく、その期間が過ぎたらどうするという定めがないため、期間を過ぎてもそのまま設置されている台があり、それが「みなし機」と呼ばれていたのでした。 しかし2006年6月20日を過ぎたらみなし機を撤去しなければならないということになり、撤去してしまったら次に置く台がないんですということで中央会館は休業となり、そのまま閉店されてしまったのでした。  遊びの発見！ 渋いポスターでんな。左が隠れていますが何が描かれていたのだろう？ アレンジボールは縦や横に揃えるとメダルが出て来まして、それをお店の中のカウンターで景品なり現金なりに交換出来たのでした。現金だけだったかな？ なんせ15年以上前のことですので忘れちゃいました。 当時知り合った女性との初デート？ で中央会館に入ったものでしたが我ながらなかなかファンキーだったと思います。楽しんでくれていたようで良かったのですがね。まぁその後フラれちゃいましたけど。てへぺろ。 < 前 (1 / 1) 次 > |
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