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高麗ホテル

 翌日ホテルへ戻ったらこんなんになってました。あっれー、昨日と違う……。



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 独りなんで散らかし放題。ちなみにエアコンが効いているので暖かいです。



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 地下にはカラオケもあるよ!



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 入場料が10ユーロかかるそうです。そこから飲み代や歌代が追加され……。



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 クラブみたいなものね。クラブ↑じゃなくてクラブ↓ね。



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「乾杯」や「なごり雪」など日本の歌も入っています。まぁこのホテルが建てられた当時の曲が最新なんだろうなぁー。



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 2階にはビリヤード場もあります。その周りには書店や郵便局もあるでよ。
 ちなみに日本へエアメールを送りました。朝鮮に対する悪口を書いたら黒く塗り潰されるのかなぁと気になりましたが試す勇気はありませんでした。



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 1階の飲み屋。生ビール! イエロービールとブラックビールです。ちなみに値段はウォンね。
 両方飲みましたが黒ビールの方が美味しかったなぁ。あ、硫酸の味はしませんでしたで。……硫酸の味なんて知らねーよ!



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 おつまみも充実しています。ポテトチップを注文しましたが湿気ていて不味かった……。



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 朝鮮に到着した夜、ガイドに「明日からのスケジュールの打ち合わせをしましょう」と言われ一杯やっているところです。
 向こう側がやたら散らかっているのは魚の干物? を捌いた跡です。

 ちなみにスケジュールは事前に旅行会社から聞いていたのですが、私のリクエストをある程度聞いてくれるそうです……出発前に言えやー!
「路面電車に乗りたいです」「うーん、明日は日曜だし厳しいですね、事前にリクエストしてくれれば……」なんやねん!
 いくつか希望を挙げましたがほとんど断られてしまいました。凱旋青年公園は行きましょうと言ってくれましたが私がリクエストしなくても連れて行ってくれたと思います。

 結局3人でビールを10杯近く飲みおつまみも2つか3つ注文して、日本円で1,500円也。安! しかし何故か当たり前のように私が払わされてしまいました。まぁいいけどね……。



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 ここは2階の飲み屋。2日目と3日目はここで一杯やりました。



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 テドンガンビール。あ、朝鮮名物の硫酸入りビールはこっちか! でも硫酸の味以下略。



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 日本で言う大瓶なんだけど値段はなんと5元! あれ、通貨単位が中国元になりましたよ。まぁ70円くらいかな。



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 瓶を6本くらい空けて落花生を食べて5ユーロでした。安ぅ! 生ビールも安かったのですが瓶ビールはさらに安いです。
 細かいお金がなかったので20ユーロ札で払ったら中国元でお釣りを返されてしまいました。支払はユーロが最も得なようなので、お金は細かく持っていた方が良いです。



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 テレビはサムスンでした。「あれ、南側と貿易があるんですね」とガイドに聞きましたら「貿易じゃないんですけどね……」言葉を濁されてしまいました。ちなみに朝鮮人は韓国を「南朝鮮」と呼んでいます。

 私についてくれたガイドは40代半ばと30代半ばの男性が2人でした。40代半ばのガイドは歳相応の落ち着きを持ち、30代半ばのガイドは若々しくよく笑っていました。
 で、40代半ばのガイドと2人で飲む機会がありました。外国へ行ったことがあるというガイドに「外国を見て羨ましく思わないのか」「この国と外国の違いを見て何を思うのか」といった話をしてみました。

 確かに朝鮮は貧しい。外国みたいに物が溢れているわけではないし、エネルギー不足もまだまだ深刻です。
 しかし私たちは金日成主席や金正日将軍を尊敬し、この国を愛しています。物質的には充実してはいないけども、精神的には充実しています。
 物質的な充実と精神的な充実、人にとってどちらが大切であるかというと、精神的な充実の方だと思います。

 というようなことを言われました。台本を読んでいるのか本当にそう思っているのかは分かりません。しかし心に響きました。

 日本は物質的には充実していますが、精神的には貧しくなっています。衣食住に困らないから、何となく生きていけてしまうのです。生きている実感であるとか、生きる目的であるとか、そういったものを感じられなくなっています。
 日本では1年に約3万人が自殺しています。自殺まではいかなくても、自ら手首を切り、そういうことでしか生きている実感を得られないという人も増えています。

 私もそのような話をしました。

 朝鮮は思想教育や統制が激しく、日本から見たら異様に思えるのだけども、朝鮮で暮らす人……平壌で暮らす人のような衣食住に困っていない人たちにとってはそれが当たり前で、おかしいと思うこともないのかも知れません。地方の貧しい人たちはもちろん事情が違うのだけども……。
 朝鮮のように自由を知らず知らないからこそ疑問を抱かず生きることと、日本のように自由であるからこそ自由に苦しめられて生きることと……どちらが良いのでしょう。



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 さてさて場所は変わって回転レストランです。回転レストランに行きたいと言ったら「あそこは値段が高いからやめといた方が良いですよ」と言われ、もしかして営業していないから誤魔化しているんじゃないかと思ったのですが営業していました。もう片方も営業しているのかは不明です。
 ここもまた落ち着く空間で、なんと自動ピアノがありました。
 ちなみに写真の女性は別のガイドです。



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 話の時系列がめちゃくちゃで申し訳ないのですが、これはホテル近くの屋台でガイドに買って貰ったサイダーです。ホテルに持ち帰って飲みました。この経緯は平壌市内の写真のところで書きます。



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 回転レストランから見下ろした平壌駅です。美しい……中に入りたいと言ったのですが入れてくれませんでした。



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 別のガイドが吸っていたタバコです。私のガイドはマルボロを吸っていました。手に入るのね……。



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 ちなみに別のガイドとは上の女性のパートナーの男性です。朝鮮の女性はタバコを吸わないそうです。禁止されているわけではないそうですが、慣習で……らしいです。



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