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オーロラを見にイエローナイフへ行こう! というわけで初心者向けイエローナイフガイドをお送りします。 このページは2008年11月時点での筆者の経験をもとに書かれたものです。あらかじめご了承下さい。 ■ 準備編 何をしに行くの? どうやって行くの? 持ち物は何を準備するの? ■ 出発編 往路では何があるの? オーロラ鑑賞はどうするの? 昼間はどう過ごすの? 復路では何があるの? +++++ 何をしに行くの? +++++ もちろんオーロラを見に行くわけです。あるときは夜空に煌めくカーテン、あるときは白い一筋の光、同じ姿は二度とない神秘のオーロラを楽しみましょう。 +++++ どうやって行くの? +++++ 旅行会社を利用します。飛行機もホテルも現地でのオーロラ鑑賞も手配してくれるので楽チンです。 9月頃から各旅行会社のオーロラツアーが発表されるので早めにチェックしましょう。イエローナイフは日本から添乗員が同行するツアーが少ないです。飛行機の乗り継ぎなどは自分で行い、要所要所で現地係員の手引を受けます。 旅行代金は11月が最も安く、年末になるにつれ高くなります。そして春に向かって少しずつ安くなっていきます。寒いときの方が見える確率は高いと言いますが、11月でも見ることは出来ます。 旅行会社に頼らず、個人で飛行機やホテルを手配することも可能ではありますが、手間を考えるとメリットがあるとは思えません。 オーロラツアーを催行している旅行会社は多々あります。最終日のオーロラ鑑賞や防寒着のレンタルが別料金か否か、市内観光などのオプショナルツアーが付いているか否かなどの違いがありますのでよく検討しましょう。 帰るときは出発が早朝ですので、最終日にオーロラ鑑賞を行うと眠る時間がほとんどないまま出発することになります。体力に自信のない方は避けた方が無難でしょう。と言っても最終日にもオーロラ鑑賞を行う60代や70代の人は多々いますが……。 +++++ 持ち物は何を準備するの? +++++ パスポートと現金と航空券があれば何とかなります。 と言っても寒い土地なのである程度の備えをしておかないと死にます。 初めてのとき最も気になるのは服装です。マイナス何十度の世界で着る服ってどんなだ? 防寒着のレンタルがあると言っても、下着の上にそれだけ着ていれば大丈夫かと言うと大丈夫ではありません。死にます。 下着やフリース、セーターなどを重ね着して防寒着を着れば大丈夫かと言うと大丈夫ではありません。わりと寒いです。 というか、どうあがいても外に出ると寒いです。基本は外に出ないことです。行ってみると分かるのですが、現地の人は意外と軽装です。何故なら外に出ないからです。 しかしそれでも軽装で行くのは辛いので、長袖シャツやタイツを重ね、フリースやセーターなどの温かい服を着て、ダウンジャケットやレンタルの防寒着を羽織りましょう。レンタルの防寒着は日中の街歩きには不向きな場合がありますし、また道中で必要になりますのでダウンジャケットなど温かい上着は用意しましょう。 ブーツもレンタルに含まれていますが、歩きにくいです。日中は水が染みない運動靴で十分です。 靴下は五本指のものをお勧めします。足が蒸れてしまったら痛い目を見ることになります。 手袋もレンタルに含まれていますが、指がない場合もありますので不安な人は自分で用意しましょう。ちなみにスキー用の手袋でも十分寒いです。 帽子もレンタルに含まれていますが……レンタルで十分でしょう。お気に入りの帽子があるなら持って行きましょう。そのときは耳が隠れる帽子にしましょう。 防寒着はもちろんレンタルせず自分で用意することも可能ですが、荷物になるのでレンタルする方が無難でしょう。 どうあがいても寒いのですが、投げやりになってはいけません。肌の露出は避けましょう。マフラーやマスクなど、薄いものでも良いのでとにかく肌を露出しないことです。肌を露出していると痛くなります。冷たいのではなく痛いのです。 眼鏡を掛けている人は曇り止めを持って行きましょう。マフラーやマスクで口元を隠すと、息を吐く度に眼鏡が曇ります。それかコンタクトレンズにするか。 ピアスやネックレスなどの装飾品は見せる機会がありません。肌に冷たい物を触れさせないようにしましょう。 +++++ 往路では何があるの? +++++ 飛行機に長時間乗ることになります。成田 → バンクーバー → エドモントン → イエローナイフの順番で飛行機を乗り継ぎます。以前は関空からバンクーバーへ向かう便があったのですが、2008年11月時点では休止になっています。また、臨時でバンクーバー → イエローナイフ便が飛ぶこともあるようです。旅行会社に確認しましょう。 日本から添乗員が同行する場合は添乗員の言うことをよく聞きましょう。それで十分です。 問題は自分で乗り継ぎをする場合です。初めての場合は不安だらけになると思います。 旅行会社にもよりますが、出発当日に空港のカウンターで航空券を受け取ります。これは何時にどのカウンターと事前に指示があります。 イエローナイフに到着するまでの流れで不安なことはここで聞けば良いのですが、外国の空港事情など旅行会社の人もあずかり知らぬことはあります。それでも基本的な流れは事前に把握しておきましょう。 航空券を受け取ったらまずはチェックインを行います。「乗りますよ」という意思表示です。航空券を買うだけではダメなのです。空港に各航空会社のカウンターがありますので、そこへ行きましょう。旅行会社の人が事前に済ませてくれている場合もありますので航空券を受け取るときに確認しましょう。 航空会社のカウンターでチェックインを行うと同時に、機内に持ち込めない荷物を預けます。機内に持ち込めない荷物、預けられる荷物の制限は渡航先や航空会社によって異なる場合があります。荷造りする前に確認しましょう。第三者に荷物を開けられないようにと鍵を掛けると検査のとき壊される場合があります。これも事前に確認しましょう。 荷物を預けると、次は手荷物検査です。電子機器や貴金属は鞄や衣服のポケットから出しましょう。液体類は透明な袋に入れます。透明な袋は自分で用意しましょう。 手荷物検査を終えると、出発ゲートへ向かいます。出発ゲートは航空券に記載されていますが、変更になる場合があります。出発便の一覧が表示されている電光掲示板を探して確認しましょう。 飛行機に乗る順番は、航空会社にもよりますが、付き添いが必要な人や小さな子供を連れた人が先に案内され、後は良い座席の人から案内されます。大きな飛行機など、座席の何列目から何列目までと何回かに分けて案内される場合がありますのでアナウンスを聞き逃さないようにしましょう。 機内で手荷物は座席の下か頭上の収納棚に入れておきます。シートベルトは常に着用しましょう。離着陸や気流が荒いときなどは席を立つことが出来ませんし、また数も少ないためお手洗いは行けるときに行っておきましょう。到着までごゆっくりお過ごし下さい。 機内で入国カードが配られますので、受け取って書いておきましょう。旅行会社が事前に用意してくれる場合もありますが、おそらく何千円も払うことになるので自分で書きましょう。インターネットで書き方を調べることも出来ますので、印刷して持っておきましょう。まれに入国カードがなくなって機内で貰えない場合があります。そのときは空港で書きましょう。 ところで飛行時間は成田からバンクーバーが最も長く、カナダ国内はそれぞれ2時間程度です。バンクーバーに着くまでの間に眠っておきましょう。 さてバンクーバー空港に到着です。まずは入国審査を受けます。飛行機を降りて人の流れに従って歩けば入国審査場に到着します。 (つづく) |
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