index > たのしい遊園地 > びわ湖タワー (2004/01) |
びわ湖タワーはどうなったのだろうか。 ただそれを確かめるだけのために私はびわ湖タワーへと足を向けた。 かつてのパチンコ屋は駐車場になり、 (クリックすると拡大) 地図からはその名が消えた。 地図から消えても私の足はびわ湖タワーを覚えていた。二回しか行ったことがないのに。 見えて来たびわ湖タワーには、何やら白い幕が…… がつーん! 貸 土 地 な、何で貸土地なのだよ。誰が誰に貸しているというのだ。 がつーん! なんか破壊しようとしているよ。むしろ破壊しているよ。 あぁ、でも建物には未だ手が付けられていない。良かった。 これだけ見たら、現役の建物のようです。 イーゴスも未だある。良かった。 入ろうと思えば入れるのだけど 立ち入り禁止。工事のおっちゃんも多数居るので入りにくい。堂々と「中を見せて」と言えば入れてくれるのだろうか。 しかしそんなことを言う度胸もなく、敷地の周りを歩いてみることにする。 誰も気付かないところに看板を発見。 シートベルトを締めてゆっくり走ろう湖西線。 車に乗ってる人はこんなの気付かないよ……。いや、しかしそんなことより 運転してるヤツがヤバすぎ。目も口も怪しさ爆発。しかも小学生が描いたような絵だし。 こんなヤツが運転する車には絶対乗りたくない。 繁殖力に任せて茂りまくる草木の間からびわ湖タワー内部が見える。 密林へ突っ込んでいくジェットコースター。乗ったら多分擦り傷だらけ。 ライフル館? のガンマンも淋しそう。誰にもその腕を見せることなく、忘れられてしまうのだ。 急流すべりもリアル密林と化していた。雰囲気たっぷり、気分は探検隊。 わりと目立たないところに居る気持ち悪い色の恐竜は健在。 そしてイーゴスも。 しかし確実に破壊が進んでいます。ここは誰の小屋だったのでしょうか。最後に食べた温室メロンは甘かったのだろうか? 現役時代のグッズが残っていた。「おもろいカー ドライバーズルール&マナー」。ゴーカートだったのだろうが、 「おもろいカー」という名称がおもろい。B級C級の雰囲気抜群。 あ、あ、あ、この看板は正面入り口のあたりに立ってた温泉の看板! そういや道路沿いの看板は撤去されていた気がする。 しかしこれ、女性の絵を隠すように置かれた白い板が気になる。わざとこの位置に置いたのだろうか? メルヘンの欠片もないメルヘンボックス。まさに夢の跡。 ファミリーパットゴルフローカルルール。いわゆるパターゴルフ? ほんとびわ湖タワーってバラエティーに富んでいたのだね。 大人が楽しめるバンジージャンプから子供向けの遊びまで。閉園が惜しまれる。 しかし一番下に書いてある「JCA競技規則に準じます」ってそんなん知らんがな! 飛び出す子供。しかしもう子供が飛び出してくることもない。 もうずっと終了。 手前にふと気になるものが。 これ、なんて言う名前なのだろう? 今となってはレアグッズ? かつて遊園地だったところとは思えない惨状。破壊された街を感じる。 今となってはびわ湖タワー自体がゴミ、なんて言ってはいけない。 やがてこの場所にはスーパーマーケットが建つという。 ついに、ついに終わってしまうのですね。 かつてびわ湖タワーを見守っていたロボットはもう居ない。遊ぶ人々の姿はもうない。笑い声は聞こえない。 歴史は、終わってしまうのだ。 |
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