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■ アクションゲーム 行くけどさ! こえー、こえー、落ちたらどうなるん。どうなるか分からん水なんやろなぁ……。うっかり落ちてうっかり飲んじゃったりしたら「いつかどうにかなるかも知れない」という恐怖を抱えて生きていくことになるんやろなぁ……。 ガイドが日本語を聞き取れないのを良いことに三十路のおっさんが泣き言を口にしながら歩きます。 あっちまで歩かなあかんの? ここで引き返したらあかんの? あかんことはないのですが、ガイドの後ろに続きます。 そもそもここは何なのと言うと魚の養殖……ではなくて研究を行っていた施設だそうです。事故後にね。原発事故が魚にどのような影響を与えたのか……しかしここも廃墟ですよね。いつまで研究していたのだろう。この危険区域で働く人はまだいるというのに、何故ここは廃墟になったのだろう。英語の勉強をしておくか、ケチらずに日本語ガイドを雇うかすれば良かったか。 水面が鏡のようです。良い眺め! こんな怖い思いをしなくても安全な地面からでも撮れたんじゃないのという気はしますが。だってイケメンはこっちに来てないじゃん! ■ 研究所 湖に落ちることもなく地面に戻って来ました。バランス感覚が随分養われた気がします。 生還を喜ぶ間もなく研究所に入ります。 魚の白黒写真! 何で白黒なのでしょう。魚自体は見慣れた形ですがとても不気味。 魚の瓶詰! 怖いわ! そのまんまの姿の魚なんて子供の頃から近所の魚屋で見ていますのに、瓶に入っているだけで何でこんなに不気味なのでしょう。そしてこれ多分20年以上前からここに置いてあるよね。腐ってないのね。何で? 例のファーストフードみたいなやつか? いやいや学がなくてすみません。遊んで暮らして来たもので。 研究所は2階もあるようです。 前へ 次へ |
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