index > 素敵な廃墟 > チェルノブイリ日記 > 12 |
■ 進路は街へ ようやく車のある場所まで戻り、いよいよ街へ向かいます。 チェルノブイリに興味があってこのサイトまで辿り着いて下さった方なら目にタコが出来るくらいご覧になったと思いますが街の入口のこのオブジェ。 街の名前は「プリピャチ」なのですが、未だに「ピリピャチ」と言いそうになってしまうのは内緒です。 観光バス! あらまぁ大勢でいらしたのね。良いですね、お友達がたくさんいらして……。と卑屈になってみたり。嘘です。 私は独りなのでジャーナリスト(第1話参照)で通じると思いますが、観光バスで来られたこの方たちはどう大目に見たって観光客ですよね。 建物! そうそうそう、こういうのを期待していたのですよ。人が生活していたところ! 街! さすがに人が住んでいた当時のそのまんまということはないでしょうけども、人が住んでいたという雰囲気は感じることが出来るはずです。あぁ、期待に胸が高鳴りますね。 高鳴ります……たかなり……たかな? 結局こういうところを歩くんかい! なんか雰囲気ある写真になったけども! いやほんと植物や昆虫の楽園みたいなところは苦手なんですよ……。仕方ないから行くけどさ! ■ 学校へ行こう 日本の都会のように建物の隣がすぐ建物という街並みではありませんので、わりと歩かないといけません。住んでいた人たちはどうされていたのかな。自転車か、バイクか、自動車か……? しかしまぁ自分の家が何十年か経ってこのようなヤンキー状態になるだなんて誰一人として思ってもいませんでしたでしょうね。他人事ながらなかなかに辛いものです。 学校へ向かっているらしい我々。この建物は何だったかな……。 訪問が2013年でこれを書いているのが2021年だから単純に忘れとんのやろと思われそうですが、日本語しか分からないくせに日本語ガイドを雇わずに行ってしまった私のミスでございます。 この建物も学校かなぁ? 開け放たれた扉の向こうに掲示物が見えました。せめて字が読めましたら何の建物か想像も付くのですが。 車を降りて10分ほど歩いたでしょうか。着いたところは…… ……? うおえ!? 前へ 次へ |
|