index > 素敵な廃墟 > 姫路モノレール (2003) |
兵庫県姫路市にはかつてモノレールが走っていたそうです。 私が生まれたときには既にその運行は停止されていたと言いますし、私がその存在を知ったのはつい最近のこと。 だから姫路モノレールと言われても何の思い入れもないのですけど、私の足は既に姫路へ向かっていました。 がつーん! 建物、建物の中に突っ込んでるよ! やること大胆過ぎ。地下鉄ならわかるけど、これは……。 ちなみに、この建物はホテルだそうで。 いやぁ、かっこいい。ホテルと直結してるからお出掛けに便利ですね! ちなみにこのモノレール、運行距離はめちゃ短いです。徒歩数十分で行ける距離。 この短さも廃止に一役買ったんじゃないでしょうかね。 それはそうとホテルの反対側を見てみましょう。 がつーん! レールが見事にぶった切られています。建設途中? じゃなくて解体されてしまったのです。 モノレール落ちちゃうよぉ。まぁ落ちるモノレールもないんですけど。 これだけでもうお腹いっぱい大満足なんですけど、せっかく姫路まで足を伸ばしたのですから終点の駅まで歩いてみることにします。 レールはところどころ撤去されていて 実に奇妙な絵になっています。 この絵だけ見ていると、端からモノレールが走って来そうです。 レールを見失わないように歩いていると気になるものを発見。 ぼ……墓標? 緑に侵食される。 モノレールが走り出したときは、まさかこんな風になるなんて思ってもいなかったのでしょう。 手の平から零れ落ちる夢。残るのはただの現実。 青空によく映えています。 フォトジェニックってやつ? 騒音問題なんかどうだったのでしょうね。 廃曲線。 何者にもなれない。 ただ、そこにいるだけ。 夢の跡とか、そんな言葉は後の人間が勝手に言うだけ。 私はこれのことを何も知らない。ただ、夢想するだけ。 もう少しで終点! というところで廃店舗? らしき建物を発見しました。 コンビニ……だったんでしょうか? 終点に着きました。暑い中を歩き続けたので疲れました。そりゃ確かにモノレールがあれば乗るよ。楽だもん。 今は塞がれていますが、かつてはここが開いていたことがご想像出来ますでしょうか。 ここにモノレールが突っ込んでいたわけですね。 やっぱり大胆設計! ビバ姫路モノレール。 建物そのものが緑に覆われ始めていますが、これは……現役の建物です。こういうデザイン? 甲子園球場みたいな? つーか、よく考えたらこれってトマソン? さしずめ「無用門」ってとこですかね。 窓の向こうに何かある! 看板でしょうか。しかし読めません。あー、気になるぅ。 姫路市役所あたりに問い合わせれば教えてくれるんかしら? 姫路駅へ向かって歩き始めます。JRの姫路駅ですよ。 建物の上を通ってた……んですよねぇ、これ? どうなんでしょうね。音とか振動とか。 煙突の上にレールを乗せているようです。 やっぱ煙突なのか……? ただ、そこに立ち続けるだけのレールたち。いつか解体される日を待ちつつ、今日もただただ立ち続ける。想い出と哀愁を振りまきながら。 |
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