index > 商店街大好き! > 垂水廉売市場 (2022/01/15) |
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兵庫県神戸市垂水区に「垂水廉売市場」という1934年(昭和9年)2月に設立された市場がございます。商店街や市場のマニアの端くれとして行かなきゃなぁと思いつつ先延ばしになっていたのですが、再開発のため2022年3月末で営業終了という話を聞きまして勢いでその週末に垂水の地へ降り立ったのでした。 JR垂水駅から少し北へ歩きますと……ここ!? 2階部分に「TARUMI・MARKET」の文字がありますね。ここなのでしょう。 おぉおー……。枠だけや。枠だけ残っているというのもすごいなぁ。2018年の台風で……なんですかねぇ。とストリートビューを見ましたら2008年6月の時点でこのような姿だったようです。 先程の出入口は東側です。向かって右……つまり北側が空き地になっていましたのでまずは外観を見てみます。おぉう……。トタンがくりぬかれているのは建物の窓があった部分ということなんでしょうかね。 少し場所は離れるのですが、こちらは北側から見たところです。結構な年季がうかがえますね。 東の出入口に戻って来ました。店名看板が「垂水れんばい市場」そして後ろには「お買物は垂水銀座」鼻血! 店名看板マニアとしてはグッと来るものがあります。「垂水銀座」とはこの出入口に面した通りの名前です。日本三大銀座の1つ……知らんけど。 背景と文字の色が同じで一瞬分かりにくいのですが「垂水廉売市場」。読み方は「れんばい」ですよ。自動ドアのセンサーもございますが常時開放中です。 さてそろそろ入りましょう。数歩進んで振り返ると……今となっては懐かしい横長の非常口誘導灯がぶら下がっています。一応光ってるのね……というか、本当にぶら下がっているのでそのうち落ちたりしないのかと不安になってしまいます。あの誘導灯がどのくらいの重さなのか知りませんけども、いつまで支えていられるのかな。 見上げますと天井埋め込み型のエアコンが剥き出し! あぁー、たまにありますよねこういうの。しかしなんというか、本当に最初からこうだったのか? と、ちょいと気になって調べてみましたら 先程の空き地だったところです。建物が火事で燃えてしまい、そして空き地になったのですね。ストリートビューは2013年9月なのですが、火事が起こったのは3月5日の未明とのことです。市場の出入口にある建物が少なくとも半年は解体されずにそのままだったのね……。なんというかまぁ、お察しします。そしてもっと広い範囲に燃え広がってしまっていても不思議ではない気がしますが、そうならなかったのはすごいことと思います。発見と消火が早かったのでしょうね。 進みます。訪れたときは火事のことは知りませんでしたが……火事ゆえの空き地と思いますと、哀しい姿よ。 店名看板はこんな感じですぅ。丸い穴は何なのだろう? < 前 (1 / 12) 次 > |
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