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2013/07/01 古 >>
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「冬物語」(サッポロ)
……二年振り。
思えばあの頃が最も穏やかだった。目下の不安要素がひとまず解決され、秋から冬へとゆるやかに移る時間に身を任せていられた。
しかし時間の流れは必ずしも歓迎出来得るものではなかった。昨年は「冬物語」の姿がなく、今年は再会出来たものの「白麒麟」は「冬麒麟」となり、発泡酒から新ジャンルへと堕ちてしまった。「冬麒麟」と「冬物語」飲み比べれば明らかに「冬麒麟」の方が不味い。
あのとき美味しいと言ったのはどっちだったろうか……。それを知る術はもうない。ただ、思い出だけが無様にさまよっている。
今年もまた冬の思い出に囚われ、逃れられなくなるのだ。
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