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| index > 旅の風景 > 朝鮮民主主義人民共和国 > 食事 その4 |
開城での食事です。 板門店の見学を終えて開城のレストランで昼食です。  宮廷料理っての？ 小皿が並んでいます。  じゃじゃーん。しょぼ……と言ってはいけません。宮廷料理なんですよ！ 宮廷っつっても何年前何十年前何百年前の水準だよ。まぁ今でも地方の人から見たら宮廷料理なんでしょうけどね。  これ！ 開城名物のサムゲタンです。鳥肉やら朝鮮人参やらを煮込んだ料理。ガイドに勧められて、まぁせっかくだしと注文したんです。20ユーロ。たけぇー！ でもまぁせっかくだし。 で、出て来たのがこれ……多くね？ ねぇ、なんか多くね？ チマチョゴリを着たウェイトレスが皿に盛ってはくれるのですが……。  部屋ん中にオレ独りやゆーねん！ 前日は一緒に食事をしたガイドと運転手はどこかへ行ってしまいました。ちょ、一緒に食べましょうよと言っても無駄でした。なんやねん！ 他のテーブルにも食事の準備はしてありますが誰も来ません。いや、来ても私のテーブルは私だけなのでそれはそれで虚しいかも知れません。あああああ！  さぁ、苦痛の食事のスタートです。超苦痛。味のないサムゲタンは4人分くらいあるんじゃないのと思えるほど多いです。宮廷料理も一皿一皿は少ないのですが、皿の数が多いのでお腹が膨れます。20ユーロも払ったのに！ 20ユーロあればドイツじゃ何が食えるってんだよ。オクトーバーフェストでもビール2杯飲めるんだぜ。1杯1リットルのビールだぜ。  エアコンに貼ってあったシール。 いやそんなんどうでも良いんだよ。半分も食べ切れず心が折れかけたところにガイドがやって来ました。「何で宮廷料理を食べてるんですか、サムゲタンをもっと食べなさいよ」うるせぇバカやろう！ 多過ぎなんだよ！ これ4人分だろう！  平壌冷麺に引き続き食べなきゃ出られないような雰囲気だったのですが、ガイドにあげました。食べて食べて！ オレもう食えねーから！ しかしこのガイド、よく見たら腹出てるなぁ。「この前、病院に行って健康診断を受けましたらね、太り過ぎと言われまして、ダイエットですよハハハ」地方じゃ餓えてる人もいるだろうのにダイエットかよ！ 贅沢だなぁ。もっと地方に食糧を分配しろよ。 サムゲタンは半分くらい残っていたのですが、ガイドは見事に食べ切りました。すげぇー！  レジ。なんか色々売っていますが買えるんかしら。賞味期限は……？  テレビもあるでよ。何の映像なのかよく分かりませんが……。 |
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