index > 旅の風景 > 朝鮮民主主義人民共和国 > 平壌の街並み その2 |
平壌の街並みです。あ、あくまで記録写真なんだからねっ! 外国人は原則として自由行動が出来ないので、我々が目にする街並みは朝鮮の中でも最も発展した美しい部分と考えて間違いはないでしょう。 マンションにも何やらハングルが……まぁ政治的なスローガンなんだろうなぁ。国の建物だからスローガンだろうが何だろうが掲げ放題ですよね! しっかし本当にバスの類が走り回っています。平壌ってそんな広いの? 需要あるの? ガキンチョ。まぁガキンチョは可愛いものです。 地方ではガキンチョでもコチェビなのになぁ……。 窓から顔を出す人がいます。日本では一瞬で怒られそうなもんですけども。 そういやその国の民度を知るには交通の状態を見れば良いという話を聞いたことがあります。日本ではまぁ信号無視はあるけど車が列を無視して走り回ったり、車が行き交う中を歩き回ったりすることはなかなかありませんよね。でも発展途上国に行ったら目茶苦茶ですよね。 でも朝鮮は車なんてほとんど走ってないしー! それでもまぁ信号無視をせずに……いや信号がないから交通整理のお姉さんを無視して道路を横断する人ってあまり見掛けませんでした。律儀に地下道を歩いていました。朝鮮の人たちは真面目なのか統制が厳し過ぎるのか……。 あにこれ? あぁあぁハングルが読めれば面白さが格段に違うんだろうなぁ。 これ! スローガンらしき看板を撮る振りをしましたが本当に撮りたかったのは手前にいる青い鞄を持った女性です。左手を耳にあてているのが分かりますか。携帯電話で話をしていたんです。これはびっくり。朝鮮に携帯電話があるんだ! いやまぁそれは知っていましたしガイドも持っていましたが、まさか一般人……っぽい人が使っている姿を見るとは思いませんでした。他の場所でも見ました。驚きです。 朝鮮でも一応は当局に申請すれば携帯電話を持てるらしいのですが、一般人が持てばその時点でスパイ扱いされるってアジアプレスで読みましたで。この女性もスパイ扱いされてるんやろか……それとも実は偉い人なのかなぁ。 しかし無駄に高層マンションが多いです。 感嘆符が付いていればスローガンと考えて良いのかね。 高層マンション群ー! 土地なんか有り余ってるくせにこんなでかいマンションを建てまくる必要があるのか? 見栄を張ってるとしか思えません。衛星写真なんか見ても裏に回れば平屋っぽいのばっかじゃん。 これ! 惣菜なんかを売っている屋台です。ホテルの周りを散歩したときはホテルを出る前から「撮らないでね」と釘を刺されていたんですけど車中から撮っていました。 最終日の夜に「人造肉を食べたいです!」とガイドにお願いしてホテルの近くの屋台に連れて行って貰ったんですよ。正直なところ「人造肉」はNGワードだと思っていたので言うのをためらいましたし「何ですかそれ」ととぼけられるものと思っていたのですが、意外にもあっさりと人造肉の存在を認め、屋台に連れて行ってくれたのでした。 屋台には揚げたての天ぷららしきものや、透明なパックに入ったよく分からない惣菜が並んでいました。ガイドは何でも食べて良いよと言ってくれたのですが、夕食の後で満腹でしたので人造肉だけを頂きました。ガイドがお金を出してくれてありがとうと思ったのですがよく考えたら一般人の店だから外貨は使えないんだな……。 アジアプレスで読んだ人造肉はトイレットペーパーみたいにぐるぐる巻きになっているものだったのですが、渡されたのは一口サイズに切られたものでした。まぁトイレットペーパーみたいなのを渡されても困るのですが。持って帰っても税関を通過出来るか分かんないし。 それはそうと渡されたのはクレープを思い浮かべてくれればそれに近いと思います。ただなんか分かんないけどキムチらしきものに浸かっていたようで辛いのなんのって! 私は辛いのが苦手なんですよ……。1cmかじったかどうかというところでギブアップ。その後しばらく口の中から辛いのが消えませんでした。ごめんもう食べられないとガイドに渡したら一口で食べてましたけど……。 ちなみに味は鶏の皮みたいでした。辛くなきゃわりと食べられると思います。 私があまりにも辛い辛いと文句を言うのでガイドはサイダーを買ってくれました。ありがとう! ホテルの展望レストランで頂きました。 ところで屋台はわりと賑わっていました。私がいた10分弱の間でも絶え間なく人が来ていました。中学生らしい子供のグループまでいました。夜遊びなんてけしからんな! ほれおじちゃんが人造肉買ってあげるからちょっと一緒に帰ろうかと言おうかと思いましたが現地の通貨に両替していませんでしたし朝鮮語でどう言えば良いのか分からないのでやめました。仕事帰りのOLらしい人もいました。朝鮮OLー! 拉致……連れて帰ろってしつこい? そしてパックに入った惣菜には生意気にも製造日や消費期限らしき日付けが印刷されたシールが貼られていました。主体何年って書き方だったかなぁ……覚えてないです。 隠し撮りしようと思えばいくらでも出来たのですが、流石に良心が許さないのでガイドに「食べ物いっぱいあるじゃないですか。こういうのをもっとアピールすれば良いのに」と撮らせてということを暗にお願いしてみたのですが「じゃあ撮っても良いよ」とは言って貰えませんでした。 しかしパックを見ていて気になったのは値段。500とか1000とか……単位はウォンなんでしょうけどけどけど、んんー? お土産などを買って把握したレートは1ウォンが1円弱。瓶ビールなんて5元だったから70円くらいか? それにしてはここに並んでる食べ物って高くね? この惣菜が瓶ビール10本分? 別の場面でガイドに働いてる人の給料っていくらくらいかと聞いたら「1万くらい」とか言ってたぞ? それに貨幣交換が行われたし……? 何がなんだか分かりません。疑問をガイドにぶつけてみましたら「うーん、地元の人しか分からないですよ」ごまかされてしまいました。外貨が欲しいから外国人には何でも高値で売り付けてぼりまくっているのかと思ったら外国人は優遇されているのか? 謎です。 これはこれから訪朝する人へのアドバイスですが、本当に撮りたい場面ではガイドに許可を求めず先に撮った方が良いです。撮ってから怒られても「消して」とは言われないこともあります。撮った者勝ちです。 しかしまぁ一般人を撮影する場合は気を付けて。まぁ常識と良心の範囲でね。 そういやマンションに住むとき家賃は一応払うらしいです。 そういや平壌の町の街路樹は柳であることが多いのです。 ガイドにも「柳の木が立ち並ぶ町並みが美しいでしょう。柳の木が多いから柳京と呼ばれていたんです」みたいなことを言われ、「柳の木って日本じゃ幽霊が出るようなイメージですよ、ちょっと不気味じゃないですか」と喉まで出掛かったんですけど言うのをこらえました。 オレには不気味に見えるよ……。 戦争に関する銅像がいっぱいある広場を見学した後、何も言ってないのにガイドが町を散歩させてくれたんですよ。その途中で見掛けた魚屋。何やら行列が出来ていました。 「すげー、魚屋がある!」冷静に考えたらものすごくバカにした発言でした。これ以外にも、ガイドに何かを尋ねるとき「〜〜なんて出来ませんよね?」と出来ないことを前提に話をしていることに気付き、流石に反省……。 しっかしこの魚屋の周辺は本当に魚臭い。ありえない。それでも魚屋に入りたいと言ってみたのですが「一般の人が買い物してますから……」と断られてしまいました。 ふ、服屋!? すげー、朝鮮でウィンドウショッピング! まぁまぁ見た感じ無難なコートのようです。 バス停。 そういや街路樹の根元が白いことにお気付きでしたか。「何これ?」とガイドに聞きましたら「悪い虫が上って来ないように石灰を塗ってるんですよ」とのこと。へぇー、日本では見たことないなぁ、って街路樹の根元なんてそもそも注意して見たことないな……。 バスの看板。可愛い。 「あのお店に入ってみましょう」とさも偶然のように連れて来られたのですが案の定外国人向けのお店でした。写真は撮らないでねと言われたので撮っていませんが、入るとまずは靴が並べられていて、靴屋なのかと思ったら左を見れば食べ物が、右を見れば服が、家具が、電化製品が……何屋やねん! 朝鮮には色んな物があるんだぜと自慢したいのでしょうけど、並んでいる物がしょぼいし並べ方もでたらめだし、みみっちい、哀れ、かわいそう……という印象しか受けませんでした。日本には百円均一にだって色々な物が溢れているのに……。 ところで知り合いにスノードーム好きな人がいるので「スノードームってある?」と聞いてみましたら通じませんでした。どういうものか説明したら薄々分かってくれたようで、店員にも聞いてくれたのですが「以前はあったんですけどねー」ほんとかよ。朝鮮のお土産屋にスノードームが並ぶようになったら私のおかげ? そんなばかな。 ちなみに前にも書いたかも知れませんがボジョレーヌーボーも通じませんでした。 オシャレくさい建物ですが……。 どんんくらい人が住んでるんかなぁ? 入らせて欲しい。田舎に泊まろうみたいな。 無駄に高層ー! うんざりしてきます。 看板が掲げられたお店か企業所か分からない建物はちょこちょことあるのですが、中を見ても人が活動している雰囲気がないんよね。がらんどうというわけではないのですが。平仮名ばかり。 ハングルを読めない自分が憎いー! ジェットコースターらしきものが! 凱旋青年公園とは別です。「夜しか開いてないの?」「はははは」笑ってごまかされてしまいました。ちなみに遊園地の類は冬季や昼間、雨天のときなどは営業しないそうです。 |
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