index > 商店街大好き! > 中西市場 (2019/03/16) |
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神戸市中央区の「中西市場」にやって来ました。「明るい・・・・・買いよい」というキャッチコピーの電球看板がのっけからたまりません。 中西市場の出入口は何ヵ所かあるのですが、こちらは西側の「春日会商店街(かすがの坂)」に接続されているところです。 【気のいいなまず】春日会商店街(かすがの坂) お菓子屋さんは営業をされているものの、奥は……? シャッター市場の予感。 少し入って振り返ったところ。造花の垂れ具合は元々か……? 再び奥へ目を向けますと……シャッター! 造花が飾られているのは良い点ではあるのですがですが、よく見ると年季が入っておりただ単に放置しているだけという気もします。そりゃ造花を撤去するにも手間やゴミ袋やら必要ですからね……。 「ひまわり賞 主婦のお買物天気図優良小売市場 神戸市消費者協会」なる看板が。 何ぞやと検索してみましても情報が乏しく、山下雄三氏の「物価情報提供に関する一考察」という1986年3月頃の論文によりますと「「主婦のお買物天気図」というタイトルで身近かな買回品について店舗ごとの小売価格を一覧表にしたもの」とのこと。ひまわり賞は上から何番目の賞だったのでしょうね。ちなみに近隣の「二宮市場」は1984年にひまわり賞を受賞したようですよ。 また、「第85回国会 参議院 商工委員会 第2号 昭和53年10月19日」という会議録によりますと「主婦のお買物天気図」は毎月発表されていたようです。わりかし力の入ったプロジェクトだったようですね。 神戸市消費者協会は近年も活動されているようですが、「主婦のお買物天気図」が継続されているかは不明です。まぁスーパーやらネット通販やらが増えましたし昭和後期とは状況が違いますからね。それに女性も当たり前のように働く時代になり、「主婦の」という言葉もピントが合わなくなりましたものね。 長々と書いてしまいましたがシャッター市場であることには変わりません。 「履物 おおたに」。 永田実氏の「昭和初年の神戸市域の小売市場: 「神戸市市場分布図」を中心に」という論文によりますと昭和初期には中西市場は既に存在していたようで、その頃の店数は20とのこと。市場の規模は当時から変わっていないのかも知れません。 南を向いたところ……だったかな? 外に出ました。南側の出入口です。国道2号線に面しているのですよ。 < 前 (1 / 3) 次 > |
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